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昭和初期から大切に使ってきた自宅を、ただ壊すのではなく、現代的な機能を備えた住まいに甦らせたいというお施主様のご希望のもと、リフォーム構想が練られました。
ただ、床面積70坪を超える広さですので、すべてに手を付けるわけにいかず、かつて馬屋や通り土間、台所のあった部分だけを集中的に改装する計画になりました。
古民家の雰囲気を大切にしながら、あたたかく、快適な暮らしを実現しました。
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リフォームの主な目的は、耐震補強、白アリ対策、断熱。
それらをしっかりとクリアした上で、思い入れのある部分や使用できる部分を残しつつ、
現代的な機能を備えた家へと生まれ変わりました。
外壁は土壁と下見板張りの純和風造り。
内部も和風の伝統的なつくりになっていて、台所、今などのほかに上座敷、中座敷、下座敷と続く和室がありました。
屋根、梁、柱など、再利用できる箇所はそのまま残しつつ、外壁は腰壁の下見板張り、上部は吹付で仕上げました。
建物の補強や現代的な設備への入れ替えを経て、ただ、その中には、古き良き面影が至るところに大切に残されていますので、
昔を振り返りながら、思い出話に一層花が咲くのではないかと思います。
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